jjkingの毎日三昧

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バイラルメディアは出版業界に何をもたらすのか?

バイラルメディア、というのが最近、ネット業界で頭角を現しているようです。

バイラルとは、「ウイルス性の」というような意味を持つマーケティング用語。
企業の商品やサービスを消費者口コミで宣伝してもらい、利用者を広げるマーケティング戦略のこと。会話中心だった口コミに対して、バイラルブログやSNS等の生活者メディアによる書き込みの影響が大きいのが特徴。



なんとなく「食べログ」やAmazonあたりが思い浮かびますが、これにより大きな打撃を受けているのが、マクドナルドをはじめとする大手飲食チェーンなんだとか。

マクドナルドの苦戦はバイラルメディア隆盛が理由 --- 岡本 裕明


以下、抜粋します。

さて、日本のマクドナルドの今期の連結決算の利益が58%も下落する見込みだと発表されました。今年8月に名物社長、原田泳幸氏からカナダ出身のサラ・カサノバ氏に代わったのですが、4ヶ月たった今、今のところ新経営戦略の効果は見えていません。むしろ同社の月次をみると売り上げは今年7月からマイナス傾向が続いているのですが、10月、11月でその落ち込みが一気に進んでいることが気になります。特に客数は10月、11月でそれぞれ14%落としており、近年にない不振ぶりとなっているのです。
ただ、これはマックだけが悪いわけではありません。牛丼チェーン店もすき家ゼンショーの落ち込み具合が目立つほか、吉野家も他の業態で稼ぎ、本業では回復の目処が立っていません。価格はこれでもか、というほど安くしているのに何が悪いのでしょうか?
可能性の一つとして大手資本と中小規模の店との戦いの構図を取り上げておきたいと思います。個人店や中小規模の店が最近頑張り、「あれ、結構うまいね」という高評価が増えてきています。いや、高評価が増えたのではなく、高評価が目立つようになったのです。理由はネットとSNS。つまり、地域でおいしい店が分かりやすくなり、それまで入りづらかったあの店、この店に気軽に入れるようになったということではないでしょうか?

たしかに、「何々がネットで話題」みたいな記事はよく目にするようになりましたし、それはTwitterまとめサイトなど、誰でも閲覧できる場が一般化したことで、人々のリアルな反応がより円滑に共有されやすくなったのでしょう。

また、ブログやアフィリエイトなどを活用して稼ぐこともできるわけですから、新しい市場の開拓を狙う企業なんかも出てきそうですね。
それがまた、この流れを加速させているのかもしれません。

さて、年々縮小を続ける出版業界にとって、この流れが吉と出るのか凶と出るのか。

今のところはAmazonが覇権を握っていますが、これが崩れるほど大きな変化果たして訪れるのか、気になるところです。